2018年1月14日日曜日

雪訓硫黄岳

 12月に予定していた雪上訓練が1月までずれ込んでしまいましたが、天気にも恵まれて充実した雪訓となりました。
硫黄岳にて(sL撮影)

 
記録・企画:中津

面子:3 梅宮 sL中津 CL西山 2 sEF勝木 WH幕内 1 (浦中) F黒瀬 E仲渡

1/12() 晴れ
本郷部室=()=道の駅小淵沢▲0
木曜日に浦中の不参加の連絡を受ける。胃腸炎が悪化したことのこと。残念。アプローチはハイエース一台にした。18:45くらいに三年会三人で本郷三丁目のトヨタレンタカーまで車を受け取りに行く。運転席と助手席の間の席を含む前列に三年会三人で仲良く乗る(今回はその三人で運転をローテした)。本郷部室でみんなの荷物を詰めて出発。ハイエースで7人なので余裕で入る。一年会内の情報伝達ミスでヘッドが一つ足りなかったみたいなので、仲渡の家に寄ってヘッドを回収する。遅いので当然高速を使った。道の駅小淵沢に着いたのは22:50頃。緊急連絡先に電話をするが出ない。梅宮もかけていたが出ない。あー。仕方無く、遭対の川原さんに連絡を入れる。テント張って、色々準備していたら、結局(sLが)シュラフに入ったのは24時前であった。

1/13() 晴れ後曇り後雪一時あられ
4:30起床〜5:40道の駅発〜美濃戸口6:47~7:31美濃戸山荘7:41~8:30登山道入り口8:41~9:37赤岳鉱泉(受付・テント設営・sub)10:25~(雪訓場所探し・ワカン装着で20分ほど)〜11:00雪訓場所16:22~16:34テン場▲1
 4:30に起きてテルモスとカップ麺用にお湯を沸かす。ここでEの仲渡が雪袋を忘れたことに気付く。幸いまだ下界なので、途中でコンビニに寄って適当に袋を買って事なきを得た。美濃戸口の駐車場までは一部凍結あり。スタットレスが必要。駐車料金は1日一台あたり500円の切符をボンネットにおいておくシステム。2枚買って1000円払った。下山したら一枚につき一杯のコーヒーがサービスで付いてくるそうな。体操ビーコンチェックをして出発。
 赤岳山荘までは一応一般車でも入れる林道であるが、完全に雪道であるのでスタットレス+四駆+チェーン必須らしい。それでも歩いていると車が何台か通っていた。この林道はヘアピンカーブを適宜ショートカットしながら進める。一応林道なので気を緩めてsLは先頭と一緒に先に進んでしまった。赤岳山荘にはアイスキャンディー(アイスクライミングのやつ)があって、駐車場がほぼいっぱいになるくらいに停めてある。ワンゲルの知らない世界だ。美濃戸山荘でたるみとするが、遅れていた仲渡がツラそう。
美濃戸山荘
ここからは車も相当入りづらいので、反省してゆっくり歩くように方針転換。仲渡はザックが明らかに斜め左(右だったかも?)を向いていてバランスが取れていない。上級生たちが寄ってたかってなんとか修正させようとするが、なんとも上手くいかない。歩き方が悪いのか、ザックが悪いのか…。美濃戸山荘の先はカッチカチに凍った部分が何度か現れる。何人か滑ってこけていた。
つるつるの氷
登山道の入り口には橋がかかっていて、はじめは堰堤の脇を通る。その先の登山道は、何度も橋を使って沢を横断する。天気が良すぎるのと、積雪量が少ないのと、トレースがしっかりし過ぎているのとで、ただの雪山ハイクとなった。
快晴だね
ゆっくりめで進んだが、結局
3p強で赤岳鉱泉に到着する。ここにもアイスキャンディーがある。(アイスちょっとやってみたい。)小屋でテン場の手続きをする。団体名とか行動計画とかも書かされて少し面倒だった。テン場代は一人1000円。水は小屋の中のでっかいポリタンクから汲める。テントを張っていると、爺天のベンチレーターが壊れているのを発見。天気悪かったら結構面倒くさいことになるので、しっかりチェックしてほしい。sub装を作り雪訓場所へと出発。
 行者小屋方面に進んでいき、雪訓適地を探しながら進む。<赤岳鉱泉|行者小屋>と書かれた看板あたりで雪訓?らしきことをしている中国人?らしきパーティーを発見する。そこの斜面は斜度があって中々良い。一足遅かったか。仕方ないので、登山道を離れて沢上地形を進み、雪訓場所を探す。途中でワカンを装着する。ついでに時間も測ってみる。やはり一年会は少し遅く、3分を切れなかった。程なくして沢状地形の中に斜度が十分あって木が生えていない雪訓にもってこいの場所を発見する。
本日の雪訓斜面

意外と簡単に見つかってホッとする。早速雪訓開始。まずは弱層テストでCTをやる。二年会に説明してもらいながら三年会が補足を適宜入れていく。弱層となりそうな面はあったが、接合はそれほど悪くない。一二年会同士でペアになってもらってさらに2回作ってもらって、慣れてもらう。
CT準備中
西山は去年の雪崩講習会でやったらしいエクステンションテストのデモもやってくれた。その間手が空いた人でビーコン訓練用の斜面を荒らして準備する。この辺りから曇りになっていった。
ビーコン訓練のために斜面荒らし中
ビーコン訓練は、最初は二人一組でビーコン、プローブ、スノスコによる従来型のビーコン訓練。変更点はベニヤを使ってプローブが使えるようにしたことくらい。だいたいビーコン等の操作に慣れてきたら、去年の雪崩講習会や冬山リーダー研で別々に教わった、シチュエーションが込み入った本格的なレスキュー訓練を行う。雪崩講習会(梅宮・西山)組と、リーダー研(
sL)で教わっとことは、大まかには似ていたが、リーダーの役割の振り分け方など細かい面で違いが見られた。与えられたシチュエーションごとに、どう役割を設定するべきかは違ってくるので、これから山行ごとに機会を作って部として大まかな型を作り上げる必要性を感じた。準備に時間がかかるので、一回あたり30分は少なくともかかってしまうのが難点である。雪訓場所で電波が入ったので、気象通報は切って日没ギリギリまで訓練をした。
雪訓後の荒れた斜面
 その後、サクッと帰って夜サイト。積雪が少ないのと、水場やトイレがあるのとでジジイ達の仕事が少なかった。夜サイトはかなり遅かった。中身が凍ったプラティパを湯煎して溶かしたりしていて時間がかかったらしい。(また、満缶の代わりに、カス缶を何個も持ってきていたらしい。ダメです。)きのこシチューだった。また、水は汲めるが、一年会の練習のために、朝サイト分だけ水作りをやってもらった。食事が終わるのが遅かったこともあって、宴会は爺天から若天に差し入れを供給して各自のテントでやった。爺天は(久保がいないせいか)最近の冬山としては珍しく、まとも?な熱い話になった。途中、あられがちょっとだけ降った。日の出は6:50頃だか、明日は天気がいいはずなので、早めに行動できると踏んで、56半とし、22時頃就寝。

1/14() 快晴、限界上強風(おそらく後風弱まる)
5:00起床~6:33出発~7:44限界下ギリギリ7:59~(目出帽直し2~3)~8:06赤岩の頭分岐~8:43硫黄岳頂上8:47~9:15赤岩の頭分岐~(雪訓場所適宜探す)~9:25たるみ・雪訓11:11~11:40テン場12:10~13:06美濃戸山荘13:17~13:53美濃戸口
 5時起床。朝はトマトスパゲッティー。昨日ほどは遅くない。テントを潰してsub装にて出発。日の出前だが、快晴なので十分に明るく、普通に行動可。トップの勝木がテン場の時点で早速硫黄岳のへの方向を間違える。昨晩多少は雪が降ったが、日の出を見るためか、もっと早くに行動している人たちも多かったようで、トレースは完全についている。雪山ハイク。一度沢に降りるところで、小さな渡渉がある。その後は平凡な登りが続く。限界下ギリギリのところでたるんで、目出帽・ゴーグル・オバテ・ハンガロンを必ず装着するとし、テムレスは禁止した。アイピケも使う。
限界下ギリギリ

限界下ではほとんど風はないが、上部で雪煙が上がっていると西山が教えてくれた。風が相当強いようだ。限界上のほんの手前で、一年会の目出帽の裾がしっかりと服の中に入ってなかったので直してもらう。限界上に出ると、やはりかなりの強風であった。準則を満たすか微妙であったが、慎重に行けば問題ないと判断し、前進することにする。
風強い
風ですぐトレースが吹き飛ばされるようで、当然
sLは竹竿を差しながら進む。途中耐風姿勢っぽいものが必要な場面もあった。夏道は所々分かりづらくなっていたので、ルート取りが大事であったように感じた。硫黄岳山頂の手前でトラバースが強いられる。少し怖いように見えたので、一人ずつ通して慎重に行く。
ちょっとしたトラバース
硫黄岳はアルプスや八ヶ岳の他の山々がよく見え、展望が良い。が、依然として風がかなり強かったので、集合写真を撮ってさっさと引き返す。
集合写真(CL撮影版)
雪煙舞う中さっさと下る

赤岩の頭の分岐を超えて南側に入ると、やはり途端に風が止む。後続のパーティーがいくつも登ってきて何度もすれ違う。限界に近い適当な場所でやり残したSABをやるために登山道を少し外す。テルモスたるみもついでに取る。一年会のCTの復習もやる。また、SABは例年二年会以上でやるが、今年は一年会にもやらせてみた。
雪訓中
一通り終えて、あとはひたすら下山。ここの下りにもショートカットできるコースがいくつもある。早くしないと温泉行く時間ないぞと急かしつつテントを撤収し、またひたすら下山。この間、勝木幕内は持ってきたソリで遊びながら下っていた。元気だなぁ。また、普通のザックにさらにソリに荷物を載せて引きずっていくスタイルで赤岳鉱泉を目指す韓国人と
30人くらいすれ違った。そんなにたくさん荷物を持って行って何に使うのだろうか…。美濃戸口までは、結局2pぐらいで辿り着く。駐車券に付いているサービスのコーヒーは黒瀬と西山が飲んだ。近くの温泉には入れたが、それ以上時間がなかったので打ち上げは本郷近くでやることとし、レンタカーの返却時間の19:00を目指して急いで車を走らせる。返却時間にはなんとか間に合い、本郷近くのやよい軒で打ち上げして解散。

◯まとめ
 12月の雪訓がここまで延期されてようやくできた。富士山雪訓と役割を大きく分けていたので、例年よりより深い内容にも触れることができた。しかし、これだけの量の雪訓をやるとなると、毎年雪訓が2回は必要になると思われる。また、去年の各種講習会で得たものをどうやって部内に定着させていくかもこれから取り組んでいかなくてはならない。

 硫黄岳は基本的には冬山入門の簡単な山だが、限界上はかなりの強風となることも多いので、気をつけたい。

1 件のコメント:

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