水根沢・シダクラ沢

面子:
OB1 松崎 4 桑原 3 sL()鈴木、CL松岸 2 FH(N)豊島、EW()廣長 1 ()大西、()中村
期間:2013年5月25,26日
記:鈴木

距離は短くても、十分に楽しめる沢でした。
5/24()
立川に集合して、奥多摩まで行く。用事のあった、松崎さんと桑原さんは後の電車来て、奥多摩で合流する。下界訓練は、大西、中村ともに問題なくこなしていく。中村は早くも3回目の沢企画で、下界訓練でのロープワークも慣れたものでる。下界訓練後、屋根のある休憩所にて就寝。

5/25() 晴れ
6:05奥多摩駅=(バス)=6:20水根6:35-惣岳―7:10入渓点―7:40 2条4m8:002段6m下―8:45大岩―9:503m滝上―10:35大きい岩を流れる4m滝上10:4511:10二俣―11:45奥二俣―12:35稜線上12:5514:00奥多摩湖
シダクラ沢はピッチ数が少ないため、奥多摩駅からの始発のバスを待って出発。水根で降りて、デポ品をつくり、体操をして出発する。惣岳のバス停の過ぎた辺りで、多摩川へ降りる道を少し行き過ぎるが、すぐに気付いて戻った。シダクラ橋を渡った先で沢装を付けて入渓する。この日は、工作は基本sLが出した。入渓点は特に問題なく降りられる。最初の遡行図にある4m滝はよくわからなかった。その後の序盤の滝は、基本巻くことができ、4mナメ滝を右巻き、3m滝を左巻き、24m滝を左巻きとフリーで通過する。その後の、3m滝から26m滝の間の小滝の巻きで2回スリング手がかりを出す。2段6m滝で水流左TR。特に問題なく通過する。ここから先、大岩までの中流部は滝らしい滝もなく、あっさりと大岩まで着く。大岩から先になると、過去の記録通り、遡行図にない滝が現れる。ここでは、過去の記録と滝の呼び方を対応させる。大岩の先の3mハング滝と3m滝をまとめて2段TR。1段目は水流左、2段目は水流中を通す。1段目の角度が悪いため、ハーケンでランナーをとるが、ハーケンを打つのにえらく時間がかかってしまった。その間、1年生の2人は、どこからか現れた大きなカエルで遊んでいた。次に、小滝を越えた後の、大きな岩の左を流れる4m滝は水流左をTRであげ、手がかりとロワーダウンで沢床へ下ろす。4m滝は水流左TR、二俣の後の5m滝で水流中TR。そこからしばらく進んだ奥二俣で水が枯れ始める。奥二俣からさきに少し進んだところで、左岸の尾根に乗り、ツメに入る。奥二俣から稜線に出るまで50分程。やけに長く感じた。稜線上に出た後は、奥多摩湖まで整備された登山道を下る。奥多摩湖で少し休憩した後、水根バス停まで戻り、サイトをする。サイト後、宴会をして、就寝。自分のsL権に関しては、判断材料が少ないこと、次のトップの下界訓練をしていないので、どのみち26日もトップしなくてはならないことから、26日も工作判断をsLが出し、様子を見ることになる。

5/26() 晴れ
水根バス停4:30―入渓点5:006:10 2条CS上―9:40大滝上―10:50半円の滝上―10:55終了点(沢装解除)11:1511:25水根林道―11:50水根バス停
3:30起床予定も10分程遅れた起床コール。水根バス停にデポをして出発する。入渓点は、休憩場の横から特に問題なく入渓できる。入渓後、はじめの滝で、TR(廣長)。次のCS3mは、トップ2人は右巻きした後、L権者に水流左を上がってもらい、水流左TR+手がかり(鈴木)。ここは、工作を出すことを考慮しても、右巻きの方がずっと簡単だったかもしれない。次の、2CS3m滝は、水流中右をTR+手がかり(鈴木)3段の滝は、下から順に、フリー、TR(廣長)、手がかりで初心者に登ってもらう。1段目でsLは登攀に苦戦してしまい、先に登っていた廣長にザックを上げてもらってから登る。この辺りで、松岸がハンマーホルダーを拾う。11年の時のメガネといい、水根沢からは、いろいろなものが恵んでもらえる。ハンマーホルダーは廣長がもらっていたが、結局、その後すぐに失くしてしまったようだ。その先の3m滝は右壁をTR(鈴木)。ここは特に問題ない。次のCSトイ状4mがおそらく、11に苦戦していた滝だろうと思われる。1部、足がつかない程の大きな釜を持ち、水量もそれなりにある。廣長は、両壁につっぱって、うまく越えていた。sLは案の定ここでも苦戦し、釜につかっていたため消耗。結局、廣長と松岸にザックを上げてもらい、TR(廣長)で登る。ここでの支点は、残置ハーケンから流動分散でとっていた。この滝で、後ろから別パーティが追いつき、そのパーティはここを右巻きしていた。トイ状4mのすぐ先が大滝となっている。大滝は、右壁に手がかり、スタンスがそれなりにあり、そこまで苦戦せずに登ることができる。初心者も右壁をTR(鈴木)で上げる。大滝上でタルミ。大滝から上は、半円の滝まで、工作を出すような滝はなかった。水根沢は、大きな釜を持つ滝が多く、途中に、ウォータースライダーができるナメ滝があったので、少し遊んでいく。半円の滝は、写真で見た通り、水流が大きくカーブしたトイ状の滝。面白い形をした滝だった。左巻きも容易だが、水流中を行く場合は、突っ張りで登ることになる。初心者の2人も水流中を行きたいとのことだったので、TR+手がかり(鈴木)で水流中を登ってもらう。ここでの手がかりは必要なかった。2人ともうまく突っ張りで登っていた。半円の滝から少し行くと終了点。左岸の水根林道への踏み跡は赤布がついていてすぐに分かった。終了点で沢装を解除し、水根林道まで踏み跡をたどって登る。水根林道に出たあとは、水根バス停まですぐについた。デポ品を回収した後、奥多摩湖のレストランで打ち上げをして、解散。 

まとめ
シダクラ沢:情報通り、中流部までの工作は少ない。大岩以降、工作の必要な滝が現れるが、大きな滝はなく、全体を通して、お手軽な沢といった印象。
水根沢:大きな釜を持つ滝が多く、登攀にも苦戦したが、半円の滝をはじめとして、楽しい滝が多かった。今回は、CSトイ状4mを直登で越えられたので、スムーズに進むことができた。

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